【小樽から襟裳岬編】
札幌駅から予約しておいたレンタカーで旅を続けます。レンタカーを借り後、どこへも寄らず真直ぐ小樽へ向いました。
旅行に出かける前から、北海道での昼食1回目は、お寿司を食べようと決めていました。
でも、どこのお店に食べに行くかは決めていません。行き当たりバッタリです。
川の側の小さなお寿司屋に決めました。
決めた理由は、タクシーが横付けされていたからです。
タクシーの運転手さんは地元の美味しいものを良く知っておられるからです。
飛び込みで入ったお寿司屋さんでしたが、当たりでした。とても美味しかったです。
ただ、板前さんが妙に偏屈そうで、話しかけたら叱られそうです。
お昼を食べた後、祝津へ向いました。左の写真は旧青山別邸です。鰊漁が最盛期の頃、網元が建てた別邸です。こんな豪邸が建てられる程、鰊が獲れたんですね~。
今じゃ、考えられません。

次は、北海道指定有形文化財の鰊御殿を見に行きました。北海道の夏は、少しは涼しいだろうと期待して来ましたが、とんでもない!!めちゃくちゃ蒸し暑く息苦しい程です。地元の方の話によると今年(2006年)は異常に暑いんだとか・・。
余りにも暑いので近くの小樽水族館に逃げ込みました。ところが、クーラーが弱いのか、それともクーラーが入っていないのか、これまた、死にそうな程に蒸し暑く、サウナ状態です。
水族館見学もそこそこに、今夜の宿に向いました。今夜の宿は、水族館側の「ホテルノイシュロス小樽」です。クーラーの利いたホテルにチェックインし、ほっと一息・・・。
上の写真は部屋の露天風呂です。露天風呂というより展望風呂といった方が良いかも知れません。部屋からも海が見え、落ち着いたインテリアの部屋で、のんびり出来そうです。
お風呂も窓を全開にすると風が入ってきて気持ちが良いです。陽もだいぶん西に傾いたせいか、風が幾分か涼しく感じられます。
お風呂の窓から下を覗いていると、うん?今何か走った?しばらく見ていると北キツネが現れました。まだ子供のようです。二匹の北キツネの子が草むらでじゃれあって遊んでいます。先程までの疲れも何処かへ、吹っ飛んでしまうほど愛らしく、しばらく眺めていました。
夕食までの時間、海の夕暮れを眺めて過しました。刻々と海が茜色に染まり日常のわずらわしさを忘れさせてくれます。こういった時間が一番贅沢なのかも知れません。
夕食はホテルのレストランで「創作フレンチ料理」をいただきました。北海道の海の幸と新鮮なお野菜が多く使われており美味しくいただきました。別注文で蝦夷アワビのステーキを注文しました。少々こぶりではありますが、満足のいく逸品でした。
先程、私が見た北キツネの話をホテルのスタッフにすると「ホテルの庭にもよく来ますよ。昨日の夜もそこの芝生でしばらく遊んでました。」ということでした。
翌朝、淡いピンク色の朝焼けが見られました。
北の海とは思えないほどに波穏やかです。
そして太陽が完全に昇りきると海は輝き、
その透明度の美しさは見事でした。
☆
8月21日浦河郡浦河町へ向います。国道235号線で日高に入ると牧場が続きます。
海も見えます。牧場のグリーンと海のブルーとのコントラストが綺麗です。
あ~北海道に来たんだ~!と実感させてくれる景色です。
宿は「うらかわ優駿ビレッジAERU」です。今日から二泊します。AERUには多くの馬とポニーがいます。
一昔前、競馬で活躍したヒシマサルやウイニングチケット等、5頭が今はこのAERUでのんびりと暮らしています。
馬が大好きな主人と私は、どこへも出かけずにホテルの敷地内の馬を見て回りました。
8月22日朝から予約しておいた「JRA日高育成牧場見学ツアー」に出かけました。期間限定でこのホテルに泊まらないと見学出来ないようです。
広大な放牧場。芝やダートのコース練習場などが見学できます。一般の人は入れないところなので貴重なものを見せていただきました。
ダートの練習場、直線でどれぐらいの距離があるのかはわかりませんが、遥か遠くから馬が走ってくる姿は力強く、美しい姿です。
お昼前から襟裳岬に行きました。襟裳岬に行く途中、沢山の船が昆布漁をしていました。今が最盛期なのでしょう。
襟裳岬で一番楽しみにしていたのが、野生のアザラシを見る事でしたが、あいにく海には霧がかかりアザラシの姿は見えません。
でも、霧の合間から見える海も又幻想的と自分の気持ちを納得させました。
♪襟裳の春は何もない春です~♪という歌がありまが、♪襟裳の夏も何もない夏です~♪でも、何もない事が魅力ということもあります。
右側 の写真は、昆布の天日干しです。
夏の風物詩ですねぇー。でも、昆布もこれだけ並ぶと圧巻です。
ホテルに戻った後、初心者向けの乗馬を楽しみました。15分レッスンを受け、そのあと施設内の公園を馬で散歩ができるというコース。主人も私も初めての乗馬です。引き馬は何度か経験しましたが自分で馬を操作するのは、二人とも初めてです。主人の真剣な顔に思わず笑ってしまいました。
馬も乗せる人が慣れているかどうかわかるんですね。なかなか、こちらの思うようには動いてくれません。「こいつ!馬に慣れてないな!」と馬に思われたようです。
一日たっぷり遊び、少々疲れたようです。夜は、早~い時間に眠ってしまいました。
函館~田沢湖~瀬波温泉につづく!
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